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今津浜では踏み込んだことのないエリア。休日で無人化した物流センターの敷地内へ潜入してみた。燦々と降り注ぐ陽光が、機能本位で情緒のかけらもない構造物の群れに生気を吹き込むかのようだ。岸壁沿いに歩きつつ、係留されていた三艇の艀を順に観察してみる・・どれも年季が入っていそう。艇内は人目も憚らず、散らかしっ放し・・通常どのように使われているのか、全く想像が付かない。 船橋に上って無線通信してみたいなんて子...

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だれもかれも、"太陽がいっぱい"のこんな週末を待ち焦がれていたのでは?ビーチバレーのボールの弾む乾いた音が軽やかに宙空に反響し、空気の澄み具合を伝えている。どうやら最近では、ケーブル・ウエイクボードを愉しむ人々の年齢や性別はさまざまのようだ。対岸の人工島から先刻まで歩いていた砂浜を見渡す。凪いだ海が空の青を鏡のように映し出す。...

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和洋混淆、多彩な造形表現の寄せ集めなのに不思議と破綻なく纏まった無国籍建築物。阪神大震災で殆ど被害を受けなかったのは、この過剰なまでに太い丸柱のお陰らしい。外光が刻む濃い陰影が中世的。階段を一段登る毎に経過する時間も荘重に感じられる。格子状の天窓が仰ぎ見る先には、過去の空間が茫漠と広がっているように錯覚された。地階の食堂。柔らかく射し込む真昼の外光は何故か追憶を誘う。あの震災前の時代へ。赤黄のコン...

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南国リゾート感の漂うカフェやダイニング、コテージ風の可愛いショップ、ウォータースポーツ関連施設などがテーマパーク然と建ち並ぶ。西宮大橋の深紅の巨大アーチは情熱の虹の暗喩のようであり、マリーナの背景画あるいは舞台装置としても機能していそう。芦屋マリーナのハイソ感、隔絶したゴージャス感とは対照的にカジュアルでアプローチしやすい雰囲気。オープンテラスからの海景、特に夜景が綺麗なダイニングバー。おすすめメ...

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関西人ならば何処のなにが写っているのか、直ぐに言い当てられよう。じつは四六時中あまたの客でごった返す、喧騒に満ちた場所なのだが。生物の肋骨を想わせる鉄骨構造は、高耐久性・高耐震性の証でもある。ヒトやモノが写り込まなければ、静謐すら感じさせる広漠とした空間。各アングルの切り取り方によってはモダンアートのような妙味が出る。...