由なし事

梅雨明け、午后三時の朝顔

サザンモール六甲B612
視聴覚が無意識に捉えた微妙な違和感は、不安という名の波紋をこころの水面に生起させる。
感情は快/不快の生体反応として表現され、自我は不快要素を反射的に排除しようと試みる。
不安の正体をしかと掴むには、意識空間に発生している内実への明晰な観察力が求められる。

朝顔、昼顔、夕顔、夜顔といった呼び名は、周知のように各々の開花する時間帯に由来する。
朝顔であれば、早朝に水色や紫色の花を咲かせ、午前の内に萎んでしまうのが通例であろう。
然るに正午を過ぎても端然と咲き、午后三時に至って萎み始める・・これは真に朝顔なのか。
ひょっとしたら私の知らない亜種か変種であるに過ぎず、何ら訝しむ点はない可能性もある。

さて・・一先ずは違和感を違和感のまま、漠たる不安を不安のまま備忘録的に残すとしよう。

「サザンモール六甲B612(神戸市灘区)」にて
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