由なし事

宗像教授異考録

宗像教授異考録

既に所蔵している『宗像教授伝奇考』の続編。数日前、メルカリで全十五巻セットを入手した。上質なカバーにはエンボス加工でタイトルが印字され、書架に収めると大そう見栄えがする。各巻のページをパラパラと繰ってみるだけでも、作者である星野之宣氏の慧眼(という表現では収まりきらない)が光彩を放つのを感じる・・たとえば第九集においては、海人族(息長氏)の持ち来たった異邦の神話が<カシオペア=神功皇后>として記紀に反映された、との論が展開している模様・・読み始める前から脳内に眩い稲光が射し込む心地であった・・さて、この先が楽しみ。夢々読み急ぐことあるまじ。
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