14, 2022 街ぶら録 西宮ケーソンを散歩する そもそもケーソンとは"防波堤"のことだが、斯界の人々にとっては"釣り桟橋"。その根元付近にて。最初のコーナーを曲がった所で北方向を振り返る。西宮の街並と六甲の山並がクリアに眺められる。更に数百メートル進むと二つ目のコーナー。陸は半分位に小さくなり、空は急速に広く高くなった。この辺から先、鞘から抜き出た刀身のような剥き出しの潮風が宙空を舞い、海面も毛羽立ち始める。いつしか釣り人の姿は消え、己一人が空・海に対峙する感が募ってくる。突端が間近に迫ってきた。突端には監視台らしきものが孤高とした風情で立つ・・と見えたのは「西宮防波堤灯台」であった。 スポンサーサイト